今から約220年前に、宮大工の飛田安兵衛が京都から持ち帰った技術を基礎として産声を上げました。以来、農家が閑農期の業として取り組み始めました。
加古川、杉原川、野間川の豊かな流れが染色にもっとも適した「軟水」を与えてくれました。自然の恵みをえて、この地の人々が、この地の自然と共生しながら育んできたものが「播州織」です。
産元、染色業者、織物業者、加工業者等、北播磨地域では、多くの人々がお互いに切磋琢磨しつつ「播州織」を織り上げてきました。これからもみんなで、優しく厳しく「播州織」を育てていきます。
永く「播州織」をお客様にお届けするため、私たちはいままで積み上げてきた色々な有形・無形の財産を次の世代に伝えていきます。そして私たちの誇りも伝えていきます。